【竜操教室 塾長日記】あくまで学校での学習が前提なんです。
中学校に入ったら各教科のワークブックが配布されます。
で、授業範囲に合わせて提出指示がされるわけですが・・・
その学習のやり方について学校で具体的に細かく指導されている様子はありません。
範囲は指定されてもそのやり方は指導されてないので、本人任せになって、結局「自己流」になります。
答を丸写ししちゃダメだよ!とは言われるでしょうけど、どのように活用すべきか、テストに向けてどのようなサイクルでどのように学習を進めるべきかの指導は無いんです。
保護者の方だって、小学校の時にはいろいろチェックをしていたかもしれませんが、中学生になると本人任せというご家庭が多い様子だし・・・
だから、誰にも指導されないまま、気が付くととんでもなく効率の悪いやり方で時間を無駄に使っている生徒がたくさんいるわけです。
なので、うちは塾でワークをやらせます。
塾で宿題をやらせると言うと、「お金を払ってるのにとんでもない!」とか、「宿題は家でできるので他のことをやらせてください」とか、「塾からももっと宿題を出してください」って言われることが多いんですけどね・・・
それは、ちゃんとしたやり方で、ちゃんとしたサイクルで、意味のある宿題のやり方を自分で実践できている生徒であればそうでしょうけれど、そもそも、そんな生徒は学校の学習が上手くいっていて、成績も良く、塾の必要性を感じていないと思います。
100%提出してても、やり方が間違っていたら何の意味もありませんし。
うちのような塾へ助けを求めてくるのは、大半が学校の課題を上手く活用できていない生徒です。
そういう生徒たちに一番有効なのは、学校の授業や課題をどのように活用するかについて指導をすることです。
学校の授業は、各教科とも週に3時間も4時間もありますが、塾ではそれがせいぜい1時間です。
だから塾の1時間で学校の4時間分をメンテナンスしてあげることが一番効率的なんですよ。
それがわかっていないと、学校のことが上手くいってないのに、そこに塾のことで負担をかけてさらに上手くいかなくなるわけです。
あくまで学校の学習が前提。
それが崩れるとすべてが崩れていきますので注意して欲しいと思います。
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