【竜操教室 塾長日記】溜めちゃダメ!ってそろそろ理解しようよ。
中学生は各学年ともお決まりのように漢字ドリルが配布されています。
なぞり書きなので考える時間はほとんど必要ありませんが、けっこうびっちり書かないといけないので、1ページ1ページ進めるのに相当時間がかかるんですよ。
2年生、3年生ならばそれをすでに経験しているので、提出指示で追い込まれないように前もって空き時間に進めておく・・・というのが普通の感覚です。
別に、指示されてからでも良くない?って思う人はちょっと考えが甘いです。
当たり前ですが、学校の先生の提出指示のタイミングはこちらでコントロールできません。
そして、たいてい他の教科のワークなどの課題提出とタイミングがかぶります。
日曜に遊びに行こうと思ってたのに、あるいは部活の試合があってヘトヘトなのに、そういう時に限って急に課題を出されて大変だ・・・とか、そういう文句をよく聞くのですが、そんなもんあらかじめぐーたらしていた時間の中で終わらせとけば何の問題も無かったんですよ。
今日は特に何もやることが無い・・・なんてことは、普通の中高生にはあり得ません。
指示をされてなくても、やらなければいけなくなること、やるべきことは山ほど転がっているはずです。
そしてそれを先延ばしにすればするほど、先々で自分ではその量や時間をコントロールすることができなくなります。
テスト直前に漢字ドリルが全然できてなくて、長い時間机に向かってると思ったらそのほとんどがただの”なぞり書き”の時間で、頭も手も疲れて他の科目のテスト勉強どころじゃなかったってことは、よくあること。
漢字ドリルだけじゃないですよ。
他の教科の提出物だって同様に、どうせ提出させられるとわかっているのに、わざわざ先送りして自分で自分を追い詰めている人というのは、絶対に思ったような成績を取ることができないのです。
まあ、そういう自堕落な自分を理解できていて、結果にも納得していればまだ良いですけどね。
最悪なのは、自分で先送りをしておいて溜まりに溜まった課題なのに、それをただテスト前にやっつけでこなして、根拠の無い「勉強した感」を感じて満足してる人。
実質的には何にもできてないのに、やった気になっているとしたら大問題です。
勉強はただの作業じゃないですから。
できる人は普段から一定のペースで勉強してるんです。
追い込まれる前に、自分で自分を追い込んでいくことを意識して欲しいと思います。
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