【塾長日記】”習っていないのでできません!”は魔法の言葉。これを使い始めたら末期症状です。

数学や英語は、階段を上っていくようにステップを積み上げていく教科です。


基本問題ができるようになり、その組み合せで応用問題が解けるようになっていくものです。


すべての問題パターンを事前に誰かから教わることなどあり得ないこと。


なのに、すぐに、”そんなの習ってないからできないよ~”と言い出すわけで。


極端な話ですが、


お饅頭が30個あります。これを10人で分けます。1人何個もらえるでしょう?


という問題の類題で、


色紙が50枚あります。これを5人で分けます。1人何枚もらえるでしょう?


という問題になったときに、”色紙なんて習ってないのでできません!”と言い出すぐらい。


・・・・。


すみません、ちょっと話を盛りました。


でも、意識的にはこの程度の類題でも自力で解くことを放棄して、”習っていないからできない!”という魔法の言葉を持ち出して他力に頼る生徒というのは、一定数存在しています。


自分では何もしなくても、誰かがなんとかしてくれる


わからなければ、質問すれば先生がやってくれる


そんな意識レベルなので、当然、どんどん授業がわからなくなります。


そもそも、勉強は自分でするものであって、誰かが代わりにやることができないのです。


そしてその勉強とは、自分が今できないことを次からはできるようにすることでしょ?


しかも、できなくて困るのは結局自分自身ですし。


誰かに習ったか習ってないかということではなくて、自力でできるのかできないのか、自力で解く気があるのかないのか、そういうところの問題なのですよ。


そこが全く理解できていないのです。


”習ってないので・・・”と言い出す前に、ちょっと考えるようにして欲しいところです。



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