【塾長日記】”勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし”
プロ野球の野村(元)監督の名言として有名な言葉です。
負ける時には必ず合理的な理由があるという意味で引用されることの多いこの言葉ですけれど・・・。
生徒たちに置き換えると、要するに成績が悪かったりテストの点数が悪いのは、塾の指導も含めてそれなりの理由があるという戒めですよね。
それはそれで当たり前の話なのですが、実は”不思議の勝ち”というパターンも結構な確率であるものだなと思っています。
塾に入りたての生徒によくある現象ですが、まだ塾としては何もまともな指導はしていないのに、塾へ入ったとたんに急に成績が伸びるというパターンはよくあります。
こういう生徒は塾としては大変ありがたいのですが、こちらは特に何もしていないのですから不思議と言えば不思議です。
「さすが先生のおかげで・・・」
なんてお母さんに感謝されても、なんだかこそばゆいですよね。
おそらく、塾へ入る!ということが一つのきっかけになって、本人の勉強に対する姿勢が大きく変わったんでしょう。
そうです。
そういう勉強に対する姿勢、気持ちの部分が変わるだけでも、目に見えて成績が上がる可能性があるのです。
まあ、あくまで可能性ですけれど。
ともかく、勝ちに不思議の勝ちはあるってことです。
でも、負けに不思議の負けはありません。
テストが返却されている今こそ、なぜ間違えてしまったのか、どうして点数が伸びなかったのか、についてしっかり検証をして次につなげていくことが大切です。
もちろん塾長も。
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