【塾長日記】あ、計算ミスしちゃった・・・って笑えるのはどのレベルまでですか?

今日の授業中にも結構衝撃的な計算ミスがありました。


44-29=25


もちろん正解は15ですよね。


これを間違えたのは2年生。


小学校じゃなくて、中学生でもなくて、なんと高校2年生。


とりあえず本人の名誉のために言っておきますが、国公立を十分狙えるレベルの優秀な生徒ですけどね。


それがこの計算ミス。


計算ミスしちゃった~(^^)/


って笑えるレベルではありません。


なにせこの計算は大問の一番最初の答に使うので、これを出だしで間違ってしまうと、その大問は全滅してしまうという超大切な計算ですよ。


だけれども、


数学をそれこそ小学生の低学年から大学受験生まで教えているとよくわかるのですが、このレベルの誰でもできる計算を、結構、中学生や高校生が間違えるのです。


2004ー18とか。


6075÷15とか。


まあ、簡単な計算でも間違いやすいポイントはそれぞれあるわけですが、だからと言って、中学生や高校生になって、これらの問題を間違えていたのでは話になりません。


特に冒頭の問題のような、小学校低学年で習う基本計算になると、100回、いや1000回計算をしても、絶対に間違えてはいけないのです。


いやいや、誰だってミスはあるし・・・と思ってるでしょ?


そうです。


誰だってミスがあるのです。


だから、確かめましょうよ。


さっきの問題だって、出てきた25と29を足して、もとに戻るかをちょっと考えるだけで、間違いに気づくはずじゃないですか。


途中式で演算をひとつするたびに、確かめ算を入れるのが当たり前になっていれば、計算ミスはぐっと減ってきます。


この概念が無い生徒は、いくら理解力があっても、いくら閃きがあっても、結局、ここぞ!というところでやらかしてしまうことになるのです。


誰だってミスはあるでしょ?と思っているだけでは何の解決にもなりません。


誰だってミスがあるからこそ、その対処まで考えることができるのが、結局は”頭の良い”生徒ということになるんですね。


というわけで、ケアレスミスがよくある生徒というのは、まだまだいっぱい伸びしろがあるわけで。


まあ、ポジティブに考えていきましょうか。



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