【塾長日記】だから、今更分析結果を出されたからと言って、それが来年の結果改善には間に合わないでしょう?

4月に実施された学力テストの話ですけれど。


そもそも半年も前のテストの結果を今更評価して、それが具体的にどう改善に結びつけられているのかがよくわかりません。


もちろん、継続的に改善をしているわけだから、結果を無駄にしているとは思いませんけれど。


それでも、このタイミングで結果を出されても、それは来年ではなく、再来年やさらにその後の結果改善にしか結び付けられないと思うのです。


自治体では、毎年この結果を受けて有識者会議を立ち上げたりするんですよ。


で、

この有識者会議っていうのが、月に1回で数か月検討して”提言”をまとめるんですね。


で、

まとめられた提言を受けて、自治体がプロジェクトチームを作って、具体的な対策の立案と実行にあたる。


活動するには予算が必要なので、それを来年度予算に盛り込んで・・・


現場で実施されるのがその1年後。


・・・みたいな。


そんなことやってる間には、もう次の年やその次の年の結果も出始めていますから。


下位層に沈んでいた自治体が、まだ何の具体策も実行していない検討の最中に上位に浮上してきたりすると、まだまともに稼働もしていない改善策を持ち出して、その成果が出た!ってコメントするんですね。


思わず順位が改善した自治体はこんな感じ。


で、

結構頑張ったはずなのに、何の改善もできなかった自治体は、


”順位にとらわれてはいけない。

改善した自治体はテストの傾向を分析して、対策しただけ。

本当の学力や実力がついた訳ではない。”


なんてことを言い出すんです。


公務員は3年で異動するし、予算は1年毎ですし。


PDCAを同じ担当者が責任をもって回し切ることはできない構造です。


その場しのぎの適当なコメントを言っておけば、なんとかなっちゃうんでしょう、おそらく。


問題は、最終的に誰がババを引くかということのみ。


今話題の豊洲市場の問題と同じじゃないですかね~


なんて、


何のウラも取っていない、あくまで個人的な印象を書いただけですから、実際に担当している人達がこれを読んだら怒り出しそうですけれど・・・。


でも、ホントのところはよくわからないですが、一般ピープルの印象はこんなもんですよ。


改善のスピード感がまったくありません。


毎年言ってますけど、


少なくともテストの結果の個人成績ぐらいは、1か月内で出せるはずじゃないですか?


無理なのかな?


0コメント

  • 1000 / 1000