【塾長日記】PDCAの回せない子供達にCとAの重要性を説き続ける。磨いて欲しいのは問題解決力なんです。

え?タイトル長いですか?


現在、「ブログはタイトルが”掴み”の役目をはたしているのでは?」の検証中ですので、ご容赦ください。


で、本題なのですが、会社でよく使われる「P(プラン)・D(ドゥー)・C(チェック)・A(アクション)」の考え方は、実は生徒たちの勉強のやり方にもそのまま当てはまります。


なので、お父さんたちは会社で叩きこまれた「PDCA」を、ぜひご自分の子供達にも叩き込んでもらいたいと思うのです。


その場合、特に重要なのはCとA。


つまりC:チェック(評価)とA:アクション(改善)ですよ。


具体的に言うと、要するに問題を解いたあと、テストを受けた直後の対応が重要だということです。


この際、P:プラン(計画)とD:ドゥー(実行)は後回しにしてください。


そんなこと言っても、計画はおろか実行さえしないんだから、どうしようもない・・・と言われるかもしれませんが。


極論から言うと、C:(評価)とA:(改善)が無いのであれば、無理やり勉強を実行させてもほとんど無駄に終わります。


P:(計画)なんてそもそもはどうでもよくて、まずは自然に起きたこと、自然にやったことについてC:(評価)をすることからスタートです。


宿題を出さなくて先生に怒られた


テストの点数が悪かった


評定が下げられた


それらの問題点をまずは認識させるところからです。


そして、どうしてそんなことになっているのか、そのまま放置すると今後の自分にどんな不利益があるのかを理解させなければいけません。


もっと細かい話で言うと、テストを受けた後のひとつひとつの問題について(数学でも英語でも構いませんが)、なぜそれが解けなかったのか、どうやれば解けるのか、そのまま放置するとどうなるのかについて考えさせることが大切です。


これがC:(評価)の部分。


そして、だからこそ、これからはどのように自分を変えていかないといけないのかを自主的に考えていく行動(A:改善)につながっていくわけです。


それらを前提にしたP(計画)ですからね。


意味も目的もわからずに、他人から強制されたP(計画)には、何の意味もありません。


もちろん、それにつながるD(実行)も。


とにかく成績不振の多くの生徒たちは、先生や親に言われた通りしぶしぶノルマであるPとDをこなしているだけで、その後のCやAにはまったく行きつきません。


今、自分は何のために、どんな目的で行動をしているのかを考える訓練ができていないのです。


だから、自分のひとつひとつの行動について、そのC(評価)をすることができません。


ただ、やれと言われたからやるだけで、そこに真の目的は見いだせていないのです。


テストが終わっても解きなおしにまったく興味が無かったり、課題のワークの答を丸写ししても平気だったり、間違えても赤で答を写すだけで満足したり。


毎日毎日、無意味な行動を繰り返すのではなくて、そこにちょっとだけでもC(評価)とA(改善)の意識が入ってくれば・・・。


だからこそ、教室ではその重要性を説き続けるのです。


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