【竜操教室 塾長日記】やっぱりワーク、絶対ワーク
中学校の定期テストの出題傾向を見ていると、どの教科も授業課題のワークからそのまま出題されているんですよ。
だから、テストで点数を取ろうと思ったら、ワークをやり込んでおくのは一番の対策なんです。
ということは、テスト期間に入るまでにはワークをやり終えていて、なんならすでに2回も3回も同じ問題を解きなおしている状態が望ましいんです。
話は簡単です。
でも、だからと言って塾で学校の宿題のワークをやらせると、それをあまりよく思わない保護者の方が結構多いのもまた事実。
学校の宿題は学校の宿題。塾は塾。
学校の宿題をやらせるのに高いお金を払っているわけではない!というお気持ちもよくわかります。
それで仕方無く、学校の宿題は家庭学習に任せて、塾では塾の教材で学習をすることになるのですが、そうすると、高い確率で学校の宿題のワークやプリント類の学習がいい加減になります。
そもそも、家庭学習でちゃんとした学習ができるのであれば、塾は必要ないんですけどね。
出題確率の高いワークの問題は、家庭学習でいい加減にやることになり、塾では塾の教材で別のことをやるというのは、はっきり言って効率が悪いです。
もちろん、家庭学習がちゃんとできている生徒も居て、そういう生徒はわざわざ塾で宿題をやらせる必要がありませんので、塾での学習が相乗効果を生むことになるのですが、それは一部の成績上位層だけです。
一般的な生徒は、学校の宿題の提出に追われて気持ちに余裕がありません。
結果として、学校の宿題はいい加減にこなしていくという癖がついているのです。
そこでさらに塾の学習時間が加われば、さらに学校の宿題がいい加減になっていく悪循環と思います。
気持ちに余裕が無ければ、ちゃんと勉強をしようという気持ちも生まれませんし、成績アップは望めないのです。
テスト前日にワークの答を丸写ししているのを見ると、申し訳ない気持ちで一杯になります。
もっと前もってやらせておけば・・・、というか、間に合っていないのであれば塾の時間でもやらせてあげることはできたはず。
だってそこから出題されてるんですからね。
やっといてね!って言うだけでちゃんとやっといてくれるんだったら塾は必要無いんですよ。
そこが一番の課題です。
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