いい質問ですねえ

昨日、野球部の勉強嫌いの子が文字式の計算問題を解きながら聞いてきました。「先生、これ解いてなんか意味あるん？大人になって使う？」・・・もう何回も聞かれている同じ質問です。「お前なぁ、毎日素振りするじゃろ？それって大人になって使うんか？キャッチボールも毎日しとるじゃろ？それ将来なんか役に立つんか？」「そうじゃなぁ。たぶん使わんなぁ。」・・・と最近は素直なのでした。以前だったら、「オレ、プロになるけぇ。」とか「子どもに教えるから必要。」とかの屁理屈をこねていましたが、最近はやっと無意味な質問だということがわかってきたのでしょう。彼も1年でずいぶん成長したのだと思います。今学校でしている勉強を、大人になってそのまま使うことはほとんど無いでしょう。大人になって使うために勉強しているのではなくて、今の勉強は自分の成長のための試練のひとつなのです。与えられた試練を、いかに克服していくかという練習をしているのであって、具体的な勉強内容がすべて社会に出てから必要というものではありません。もちろん、高校、大学と勉強を続けていく中で必要な知識ではあるかもしれませんが、その知識を卒業後まで活かしているという人は一握りでしょう。すべての野球少年が大人になって野球で食べていけるわけではないのと同じです。将来プロ野球選手にならないからと言って、では今毎日続けている素振りやキャッチボールが全く無駄なのかと言えば、そうではないでしょう。素振りやキャッチボールの技術は大人になってから全く使わなくなったとしても、辛くて厳しい練習を乗り越えて頑張ったという経験は必ず使う時があるはずです。これからの人生の中で降りかかってくるいろいろな試練に対して、それをどうやって乗り越えていくのか。勉強にしてもスポーツにしても、社会に出るまでの活動は、すべてこのための準備の期間なんだということを理解して欲しいと思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ！とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック！

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