漢字が書けなくなる日

昨日の読売新聞に、「漢字の国 書けない若者」というタイトルの記事がありました。”漢字の国”というのは中国のことです。パソコンや携帯電話の普及で正しい漢字を書けない若者が増えているという内容です。中国は全部漢字ですもんね。義務教育終了時に習得が求められる漢字は約3,000字で、これは日本の約3倍。新聞や書籍などで日常的に使われる漢字は約6,500字なのだそうで、平仮名やカタカナなどの表音文字と併用する日本とは違って、表意文字だけの中国の場合、若者の漢字離れはとても深刻な問題なのだろうと思います。日本も他人事ではないです。ネットで調べてみると、戦前はまず行書から習ったそうです。というのは、終戦記念日がらみの特別番組を見ていると、昔の兵隊さんの日記やら手紙やらがたくさん出てくるのですが、それを書いたのが16~20歳ぐらいの若者だということにびっくりして調べてみたのです。テレビに映し出される文章は、皆、見事な行書体です。いや、書体だけでなくて、その内容もとてもそんな若者が書けるような文章ではない・・・と思いました。もちろん、ゼロ戦に乗れるような若者は相当な秀才ばかりだったでしょうから、きれいな字が書けて、しかも素晴らしい文章が書けても当然なのかもしれませんが、それにしても当時の文章を見るたびに、日本の国語力というのはどんどん低下しているのではないかと感じます。書体については横書きが主流になりましたから、楷書で書くしかないのでしょうが、文章力についてはどうでしょう。少なくとも表現の語彙は明らかに減っているような気がします。スマホやパソコンの普及はもはや止められません。漢字などという面倒なものは、読めても書けないものになって、そのうち学校でも読み方しか教えなくなるかもしれません。最近、板書で英語の筆記体を書くと、「読めません」って文句を言われるようになりました。そのうち、板書は全部平仮名かカタカナだけになったりして・・・いや、その頃は電子黒板で、話した内容がすべて自動的に板書されて、しかも漢字にはルビまでふってあってというような状態になっているかもしれませんね。時代の流れと言えばそれまでですが、楽な方へ楽な方へと流れるだけが時代の流れであっては良くないだろうと思うのです。若い時はそんなこと考えたこともありませんでしたが・・・。塾長もそれなりに年をとったということでしょうか。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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