【竜操教室 塾長日記】英語?楽勝ですよ!という危険

1学期の期末テストですが、


中学1年生の英語はごくごく初歩的な内容で、小学校の時に少しでも英語を習っていたら簡単に満点が狙えるような内容です。


中学校から初めて本格的に英語を学習する生徒も居るので、当たり前と言えば当たり前なのですが、気を付けなければいけないのは、このタイミングで「天狗」にさせないことです。


1年も2年も、場合によっては3、4年も早くから英語を始めている子にとっては、日々の授業は簡単すぎるし、周りを見渡すとアルファベットすら怪しいやつばかりだし、自分がめちゃくちゃ出来る人のような錯覚に陥りやすくなります。


ただ、ここでの差は、習っているか、まったく習っていないかの差であって、個人の能力や努力の差ではありません。


もしこのタイミングで自分の能力を過信し「天狗」になってしまうと、ここからの日々の努力を怠るようになります。


例えば、地道に単語の綴りを覚えたり、文法と基本構文をきちっと頭に入れたり、そういう努力をやらなくなります。


やらなくたって、俺できるから、そういう勘違いを起こしてしまうのがこのタイミングなのです。


小学校の時の英語学習なんて、その後の努力を欠いてしまうと、中学校の3年間であっという間に追いつかれてしまうようなレベルでしかありません。


6年生で英検4級や3級を持ってたらそれはとても素晴らしいことですが、そうであれば中学校の間に準2級や2級、そして高校では準1級を目指すというペースでなければ、結局は中学校から英語を始めた子に数年で追いつかれ、追い抜かれてしまいます。


小学校で英語を先どりしていたアドバンテージは、せいぜい中学1年生の間のみ。


そこからは、逆にディスアドバンテージになるかもしれないという危機感を常に持たせ続けなければと思います。

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