【竜操教室 塾長日記】県内公立高校進学希望調査(最終) 平均倍率は1.03倍

県立高校の出願前最終の進学希望調査の結果が発表になりました。


操山、瀬戸、古城池、鷲羽、玉島、玉野、玉野光南、笠岡、井原、総社、新見、邑久、勝山、真庭、林野、和気閑谷、矢掛・・・


何を書いているかわかります?


現時点で定員割れをしている県内の普通科高です。


出願すればほぼ全入とされる定員割れの県立高校が、普通科に絞っただけでもこんなにあるということです。


全体では7割の科・コースが定員割れとのこと。


けっして県北や過疎地域だけの話ではありません。


ごく一部の人気校を希望しない限り、高校入試は人生を決める一大イベント・・・ではなくなっているということ。


これは大問題ではありませんか?


いや、そうでもないのかな。


誰でも希望した学校へ行くことができるというのは、それはそれで良いことなのかもしれませんが・・・


上位校は特に、入試である程度の足切りをしておかないと、授業内容に必ず影響が出ます。


大学受験を目指した高度な授業内容についていけない生徒たちが増えてくれば、学校の授業の質が低下するのは間違いありません。


結果として、せっかく県立に行ったとしても、それなりの大学受験のためには予備校や塾に頼らざるを得ないということになります。


それに、下位層の生徒にしても、定員割れでほぼ全入が決まっている高校ばかりで、しかもほとんど全員が3年間で普通に卒業でき、さらにそれを受け入れる学力不問の大学がいくらでもあるのであれば、中学校や高校での勉強を頑張ろうというモチベーションをどうやって維持すれば良いのか・・・。


・・・と言うのは、もうすでに古い価値観なのかもしれません。


少子化とともに世の中は確実に変わってきています。


誰でも高校へ行けて、誰でも大学へ行けて・・・


入口が緩くなる分、高校や大学も、どこへ行ったかではなくて、そこで何をしたかが問われる世の中になってきています。


塾を初めて10年経ちますが、今まで通りの価値観で、今まで通りの行動をしていたのではダメだということだけはわかってきました。


で、どうするか。

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