【竜操教室 塾長日記】はっきりして良かったです。

大学入学共通テストの国語と数学の記述問題の採用を見送ることになりました。


良かったのか悪かったのか、いろんな意見がありますけどね。


あと1年しか無い中で、これまで準備をしていた人達にとっては大きな影響があることは確かです。


でもまあ、それはほとんどがテストに関係する大人の世界の話。


模試の内容とか、対策問題集の内容とか、予備校の対策コースとか、もうすでに商品化されているものもあるかもしれませんし、そもそも採点をすでに受注していた業者は大混乱でしょう?


ただ、入試を受ける当事者の生徒たちの場合は、大した問題ではないと個人的には思います。


いわゆる今までのセンター試験タイプの問題だけのための勉強法というのはありません。


小手先の技術はいくつかあるかもしれませんが、わずかに記述問題が追加になったからといって、大きく勉強法が変わるものではないからです。


マーク式のみだろうが、記述式が混ざったものだろうが、それに向けて準備してきたことが無駄になることは絶対にありません。


振り回された~!という気持ちの問題はあるかもしれませんが、実質的な被害はほとんど無いと思います。


むしろ、大きな制度変更の1年目の大混乱を避けられたのだから、ほっとするべきところでしょう。


思えば、塾長が大学受験をした時は、ちょうど共通一次試験が5教科7科目から5教科5科目に変更になり、国公立の二次試験はA日程B日程に分かれ、さらに、自己採点前に二次試験の出願をするという大幅改革が行われた年でした。


どういう状況になるのか予備校ですら予測できず、目安の偏差値も駿台と河合と進研で全然違うし、そんな中で横浜国大に出願した友人は、東大よりも高くなった一次の足切り点に引っかかって受験すらできずに泣いていたのを思い出します。


だからと言って、最終的には実力から大きく乖離した結果にはならないものです。


どんな制度であっても、ちゃんと実力をつけている人がちゃんと結果を残すようになっています。


自分を信じて、自分のために、今できることをコツコツやるというのは、不変ですから。


がんばりましょう!

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