【竜操教室 塾長日記】伸ばしてやるには、やっぱり忍耐も必要です。

テストどうだった?


悪かった・・・


何点?


30点。


へ~、確かにひどいね。


みたいな会話、普通にされてると思うんですが、その30点って本当に「ひどい」んでしょうか。


単純に良いか悪いかと言えば、そりゃまあ20点や30点、40点あたりは「悪い」点数には違いありませんが、普段から20点ぐらいしか取れない生徒が30点を超えたとしたらどうでしょう。


それも、平均点がいつもよりかなり低い40点台だったりして・・・


そうなってくると、同じ30点でも評価に値するところは必ずあると思うのです。


もし、絶対的な点数として、50点以下の点数をすべて「悪い」とか「ひどい」の一言で片づけてしまったとしたら、もしかすると永遠に「悪い」結果しか取れないかもしれません。


もちろん、急に80点や90点が取れればそれに越したことはないのですが、世の中そんなに甘くありません。


やはり階段を一歩一歩昇るように、少しずつでもずっと伸ばし続けて、最終的に良い結果に結びつくというのが理想ではないですか?


毎回10点ずつしか伸びなくても、それを5回も続ければかなりの高得点です。


だから、同じ30点だとしても、以前と比べて、勉強したところがちゃんとできるようになっているのか、覚えていた知識がちゃんと再現できたのか、できなかったところはどうしてできなかったのか、そういう分析を冷静にして評価することが大切なのです。


適切な評価があれば、モチベーションだって維持できます。


それを毎回ただ「悪かった」としか評価しなければ、簡単にモチベーションの糸が切れてしまいます。


親や先生からいつもいつも「ひどい、ひどい」って言われたら、自分で冷静な評価なんてできるようになるはずがありません。


本人からも、とりあえず「ひどかった」という感想しか出てこなくなりますからね。


ほんのわずかでも階段を登れたところを見つけて評価することは大切です。


まあ、相当な忍耐が要りますけどね~。


とにかくここは我慢しましょう!

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