【竜操教室 塾長日記】勉強の優先順位を考えられるように・・・
問題をたくさん解いていく中で、ちょっとだけ考えて欲しいのはその優先順位。
まず単純には、解ける問題か解けない問題かの判別。
解けない問題を解けるようにするのが勉強ですから、解ける問題はもう良いんです。
解けない問題を見つけて、それを解けるように勉強すれば良いだけです。
ただ解けない問題と言ってもそれには大きく2つあって、以前にやったことがあるかないかというところが大事なのです。
①初めて見た問題なのに、できる。
②やったことがある問題なので、できる。
③初めて見た問題なので、できない。
④やったことがある問題なのに、できない。
以上の4つの分類の中で、皆、①と②と③には結構時間をかけていますが、肝心の④の対策にはほとんど時間がかけられていないというのが現状です。
さくさく勉強が進んでいるなぁ・・・と思うと、そこはもうほとんど簡単に解けるところだったり。(①と②)
なんだか進んでないなぁ・・・・と思ったら、初見の問題を解き方もわからずにずーっと考え込んでいたり。(③)
①②③ばかりに時間をかけていても、結局、できる問題の数は全然増えないので、結果として点数もそれほど上向かないのです。
できない問題ができるようになるから点数が上がるので、そのためには、初見で解けなかった問題や、2回目、3回目でもできない問題をさらに時間をかけてやり込んでいくことが必要なのです。
いくら時間をかけて提出物を仕上げても、あるいは、いくら時間をかけて初見の問題を考え込んでいても、かけた時間に対する効果は期待できません。
できない問題をできるだけ早く見つけて、初見で考え込むのではなく、わからなければすぐに答を確認するなり他人に教えてもらうなりして、2回、3回と繰り返すことで、できるようにしていく。
ここにしっかり時間をかけて欲しいと思いますし、そのためには、それ以外のところにかける時間はできるだけ効率的にしなければいけないのです。
そういうことが自分でも考えられるようになると、自然に成績も伸びてきますよ、絶対に!
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