【竜操教室 塾長日記】途中式無しの暗算も全然OKだし、フリーハンドの図もガンガン書かないと！

高校の数学で図形問題が出てきた時、それを定規を使ってきちっと書いているようではダメです。

だって、入試は定規の持ち込み不可ですから、すべてフリーハンド。

だから、できるだけ早くから図形やグラフはフリーハンドで適当に（もちろん必要なところはちゃんと）書ける能力を養っておくことが大事です。

さかのぼって小学校。

ひっ算や分数の計算の習いたての時に、線をいちいち定規で引かせてるんですよ。

低学年だと、まだまだ字をちゃんとまっすぐ書けない子もいるので、最初は仕方無いと思いますけどね。

でも、そんなもん最初だけでしょう？

いつまでも定規使って書いているわけにはいきませんし、そもそも、暗算で答えられるような計算だったら、ひっ算すらせずにすぐ暗算すべきですし、それこそひっ算をちゃんとやることを鍛えるより、暗算を鍛えればいいんですよ。

図を書いて考える、グラフを書く、ひっ算をする、途中式を書く、

そういう作業の最終目的は、できるだけ正確に、できるだけ早く、正解にたどりつくことです。

途中式やひっ算は必ず、きれいに、ちゃんと書きなさい！って言われても、そんなもん最終目的ではないので、気にすることはありません。

早く正解を出すために、もしきれいに書くことが必要なんだったら、そうするでしょ。

暗算の方が早くて正確なら当然そうするべきだし。

というか、暗算できるレベルのものは、できるだけひっ算や途中式無しに暗算できる方が有理に決まってるんですけれど・・・

それを、なんでもかんでも途中式を書かせ、ひっ算を書かせていたら、いつまでも鍛えらません。

省けるものはできるだけ省き、省けるだけの力をつけてあげることが大事なんですけどね～。

なんでそうならないんでしょ？