【竜操教室 塾長日記】「セオリー」はあっても「正解」は無い。「より良い」はあっても「最善」は無い。

面談でもよくお話しするのですが、


塾にいただける指導時間は1科目あたりせいぜい週60分から90分。


その間に学校では3時間から4時間授業が先へ進んでいきます。


だからこそ、この貴重な1時間を何に使うのかがとてもとても大事なのです。


苦手な科目、苦手な分野、できない問題、知らない知識・・・


いろんなことを考えてあれもこれもやろうとすると、物理的な時間は絶対に足りません。


膨大な宿題を出しておくだけでそれをちゃんとこなしてくれるのであれば、おそらく、そもそも塾は必要が無いでしょうし。


とにかく、目の前の限られた時間内で、どうメリハリをつけていくのかが勝負であり、ノウハウなんだろうと思っています。


どこから手を付けて、何をどこまでやり、何をどれだけ捨てるのか。


それは、生徒本人の現在の力、モチベーション、入塾のタイミング、学校の授業進行、目標とする成績、目標とする進路、保護者の希望などなど、いろいろな条件が変化する中で、常に臨機応変に対応しなければいけないわけで。


結局、判断は経験と勘に頼らざるを得ないところだと思います。


そこには、ある程度のセオリーは存在していても、それが正解なのかどうかはいつまで経ってもまったくわからないのだから難しい。


けど、難しいからこそ、常に挑戦していかなければいけない。


個人塾としての最大の強みも、最大の弱みも、まさにそこにあるんだろうなあと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000