【竜操教室 塾長日記】数学ができるようになるには、まず反復から。
英単語の勉強をするとき、どうやります?
日本語を見て、例えば「重要な」という単語を書けと言われて、わからないときですよ。
まず第一に、辞書引きますか?
引かないでしょ。
他人に聞きます?
隣に居たら聞くかもしれませんけど、わざわざ先生に聞きにはいかないはず。
だって、普通は答がありますから。
それを確認して、「important」というつづりを”覚えられるまで”繰り返し書いて覚えるだけじゃないですか?
なぜ「i」のあとが「m」で、「m」のあとが「p」になるんですか? なんてことはどうでも良いことで、まずは覚えることからスタートするはず。
数学だって、基本的な問題についてはまったく同様の勉強法のはずです。
いちいち教科書を調べたり(それはそれで大切ですが)、すぐ先生に聞きに行くのではなくて、解き方を覚えられるまで繰り返し解く方が優先じゃないですか?
面倒だけど、それをやらない限りは定着するはずがありません。
なぜそうやって解くのかは、とりあえず後回しでも良いのです。
英単語の勉強ならそうするはずなのに、数学の勉強だとなぜか別物のようにそうやりません。
だって、同じ問題を繰り返すのは面倒ですからね。
そんな面倒なことをするよりも、毎回「わかりません!」って言っとけばそれで終わってしまうから。
英単語の勉強だったら、「わかりません!」は通用しないということが皆の共通理解になってます。
「わかりません!」じゃなくて、「覚えてません!」ってことだし、要するに「覚える努力をしていません!」ってことでしょ?
数学だって同じなんですよ。
「わかりません!」というのは「答や解き方を覚えてません!」ってことだし、「その答を覚える努力をしていません!」ってことなんですよ。
「わかりません!」って言っておけば、反復して覚えるという作業から解放されると思っている限り、数学なんてできるようになるはずがないのです。
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