【竜操教室 塾長日記】無駄に途中式を書くのは止めよう!
中学生の1学期の数学は計算問題中心です。
中2だと、最初はこんな感じ。
(3x+5y)+(2x-3y)
で、ワークのこの問題を答えるのに、いちいちカッコを外し、次の行で同類項が並ぶように順番を変え、その上でやっと答を書いている生徒が居たので、
それ、途中式必要ですか?と聞くと、
「書かないと、先生に怒られるから。」
だそうです。
へ?そんな先生居ます?
多分、学校の先生もそんなことは言ってないはず。
そりゃあ、初めて解く時の解説としては必要かもしれないですけどね。
途中式って、必要な(と自分が思う)ものは書いたら良いし、必要ない(と自分が思う)ものは書かない方が良いのです。
数学は、計算力が物を言う科目です。
計算力はスピードと正確性の両立ですから、その目的のために必要なものは書くし、必要ないものは書かないのが基本中の基本。
書いた方が早くて正確なのか、それとも暗算でした方が早くて正確なのか、臨機応変が求められるのです。
そんなもん、生徒には判断できないでしょ?というのは間違いで、生徒が判断するように教えないから無駄な途中式をずっと書き続けたり、逆に必要な途中式を書かなかったりするようになるのです。
だからこそ、途中式に着目して、必要なものを書いているかだけをチェックするだけでなく、必要ないものまで無駄に書いていないかをチェックすることもとても重要なこと。
どうやったら、できるだけ早く、できるだけ正確に、そしてできるだけ簡単に!解くことができるのかを常に自分で考え工夫していくことも、数学に必要な力の一つなのだと塾長は思います。
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