【竜操教室 塾長日記】できてたはずなのでは?
「習ったのに覚えていない」「前にできた問題が解けなくなった」
中学生を指導していると、こうした場面によく出会います。
しかし、これは特別なことではありません。
人間の脳は“忘れるようにできている”と言われており、せっかく習った内容でも、時間が経てば自然に薄れていきます。
つまり、忘れるのは能力の問題ではなく、脳の正常な働きなのです。
では、自己診断テストのような範囲の広いテストで点数を取るために必要なのは何でしょうか。
それは、「過去に習った知識をどれだけ思い出せる状態にしておくか」という点です。
この前提を理解していないと、どれだけ勉強しても成果が安定しません。
中学生の多くは、次のような誤解を抱えています。
授業で聞いたら覚えられるはずだと思っている
→ 授業は理解の入口であり、記憶のゴールではありません。
一度できた問題は次もできると思っている
→ 思い出す練習をしなければ、すぐに忘れてしまいます。
忘れるのは自分だけだと思っている
→ 実際には誰でも忘れます。忘れない方が例外です。
復習は“時間をかけること”だと思っている
→ 大切なのは量ではなく、復習のタイミングです。
忘れた=向いていないと考えてしまう
→ 忘れるのは脳の仕様であり、向き不向きとは関係ありません。
忘れるのは人間として当たり前のことです。
だからこそ、
「忘れる前提で、思い出す機会を意図的に作る」
という学習の組み立て方が必要になります。
この視点を持つだけで、勉強へのストレスは大きく減り、テストに向けた学習もずっと効率的になります。
テストでできなかったことを解きなおしで振り返るのもその手段にひとつ。
未来の結果を変えようと思うのなら、放置は厳禁ですよ!
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