【竜操教室 塾長日記】今日はなんにもすることがありません。
特にカリキュラムが存在しないうちの塾では、生徒に「今日は何をするつもり?」と聞くのが日常になっています。
たいていは学校の課題があったり、テストが近かったりするので、その勉強をする流れになることが多いのですが、ごくたまに、
「今日はなんにもすることがありません!」
という答えが返ってくることがあります。
「本当に何もすることが無いの?」と一応確認しますが、それでも「はい、ありません」と返ってくると、少しマズい状況だなと感じます。
勉強というのは、本来、自分が「やりたい」と思ったことや、「やらなければ」と感じたことを優先して取り組むものです。
実際には、やりたいことややるべきことがたくさんあるにもかかわらず、学校から課題が出ていたり、保護者から指示されたりして、自分のやりたい勉強に時間を割けない……。
それが多くの子どもたちの現実だと思うのです。
だからこそ、課題が無かったり、誰かから強制されるものが無かったりする日は、自分が本当にやりたい勉強に取り組む絶好のチャンスのはずです。
それなのに「何もすることが無い」と言ってしまうのは、勉強が“誰かに言われたからやるもの”にすり替わってしまっているのではないでしょうか。
いつの間にか、「やれと言われたことをこなすこと=勉強」になってしまっているとしたら、それはやはりマズい状況だと思うのです。
結局のところ、子どもが「何もすることが無い」と感じてしまう背景には、
“自分で学びを選ぶ経験の不足”
があります。
だからこそ、塾長としては「自分で学びを選ぶ力」を育てることを大切にしたい。
その力が育ったとき、子どもは初めて“本当の意味での学習者”になるのだと思います。
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