【竜操教室 塾長日記】いや、もう合格なんですよ。

私立高校の出願期間に入りました。

事前に３年生の最終評定合計が通知されているため、「出願＝合格」となる生徒がかなりの割合を占めています。

岡山の私立高校入試は、いわばセレモニーのようなものです。

一部の高校を除けば、評定が基準値を超えていればほぼ合格が決まっており、当日の試験は合否にほとんど影響しません。

つまり、私立専願であれば、この時点で受験勉強は事実上終了です。

「合格おめでとうございます！お疲れさまでした！」という雰囲気ですね。

高校無償化の進展に伴い、私立専願を選ぶ生徒は年々増えているように感じます。

３月まで必死に問題演習を続ける生徒は、今やごく少数派です。

さらに、高校から大学への進学も、課題研究や課外活動の実績をもとに年内推薦で決まるケースが多数派となっています。

昔ながらの「受験勉強」というイメージは、確実に崩れつつあります。

その流れの中で、受験産業が斜陽化するのは自然なことだと思います。

「難関校や大学に何人合格させたか」という実績だけで評価される時代は、すでに終わりました。

セルモでは、日々さまざまなタイプの生徒が、それぞれの進路を目指して努力しています。

だからこそ、一人ひとりに寄り添った対応を心がけ、これからも精進していきたいと思います。