【竜操教室 塾長日記】対策プリントに頼らないでほしいのです。

テスト前になると、やたらと対策プリントを欲しがる生徒がいます。


塾によっては、予想問題がいくつ的中したのかを自慢しているようなところもあるようです。


ですが、うちの塾ではそこにあまり力を入れていません。


作成しないわけではないですが・・・


塾長が予想した問題が的中して、そのおかげで点数が取れたとして――それに本当に意味があるのでしょうか。


もちろん、人生がかかった入試であれば、予想問題が当たって合格ラインを超えられるなら、一定の意味はあるでしょう。


しかし、そもそも論として、うちは「答えを教える塾」ではなく「答えの導き方を教える塾」でありたいと考えています。


テストで出そうな問題を丸暗記させて点数を取らせることは、塾の方針とは少しベクトルが違うのです。


塾長がテスト前にしていることは、勉強のやり方や優先順位を見直し、それを矯正したり、あるべき勉強法を示したりすることです。


やがて、生徒自身が何も言われなくても自分なりのスタイルで勉強できるようになってほしい――そう願って指導しています。


塾の対策プリントに頼らなくても、学校の教科書やワーク、授業プリント、ノートなど、勉強の材料はいくらでもあります。そこをきちんと押さえることが大切です。


つまり、テスト前だけでなく、普段の授業や課題もすべてがテスト勉強につながっているのだと気づけるはずです。


テスト前だけがテスト対策ではありません。


大切なのは、その先につながる学び方なのです。

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