【竜操教室 塾長日記】成績を上げる方法は出尽くしてる?

成績を上げる方法って、もうほぼ出尽くしている感があります。


よく、「あんな指導しかできない塾へ行っていてはダメだ」「うちはこんな特別な指導をしている」と自慢げにアピールしている塾さんもありますけどね。


その“特別”な指導方法だって、聞いてみれば納得できる、ほぼセオリー通りのものじゃないですか。


「勉強のやり方がわからない」と言う生徒もよくいます。


でも実は、それは「勉強のやり方がわからない」のではなくて、「簡単に、できるだけ何もしないで成績が爆上がりする方法がわからない」と言っているだけなのですよ。


つまり、成績の上げ方なんて、ほぼ方法は見えているわけで、あとはそれを実際に、徹底して、最後までやり抜くかどうかってことが問題なのです。


塾はそのフォローをしているだけで、結局、やるのは本人ですから。


じゃあ、塾の役割って何なんでしょう?


塾の役割は、魔法をかけることではありません。


 生徒が「やるべきことを、やり抜く」ための環境を整え、支え続けることです。


・やるべきことを明確にする 

・それを日々の行動に落とし込む 

・途中で折れそうになったときに、励まし、軌道修正する


この繰り返しです。地味です。


でも、これが本物の指導です。


「朝日や城東へ何人合格させた!」ってことしかアピールできない塾がよくありますが、そんなアピールを気にしているのは塾側だけです。


そもそも、学校の先生、特に進学校の先生は「東大や京大に何人合格させた!」ってアピールしませんよね?


「特別な方法」よりも、「当たり前の方法を、当たり前にやり続ける力」、それを育てるのが、塾の本質的な価値だと、私は思っています。

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