【竜操教室 塾長日記】過去問をやってればいいってわけではありません。
入試と言えば過去問、過去問と言えば入試、なのかもしれませんが・・・
受験勉強は過去問を解いていればいいというわけではありません。
数学なんて特に、過去問を解くのは最低限にして、あとは弱点の反復演習に時間をかける方が大切です。
この時期、入試問題のわからないところを質問されることが増えてくるのですが、果たして、あなたが志望校に合格するためにその問題を理解して解きこなすことが必要なのでしょうか?ってことを考えなければいけません。
大問1番で問われているようなごく基本的な問題が解けないのを放置しておいて、応用問題の、しかも最後の小問なんて解いている場合ではないのですよ。
100点を目指しているのだったら、すべての問題を理解していくことが必要ですが、平均点も取れれば御の字という状況であるならば、過去問をまるまる解き続けることは非効率でしかありません。
基本の用語を理解しなおしたり、基本の公式を覚えなおしたり。
やらなければいけないのはまずそこであって、それが無いのに、さらに思考力を問われる問題へは現実的にたどりつけないのですよ。
英語だって、全然訳すことのできない長文を見つめて、その後の答え合わせでただ正解を書き込んでも意味がありません。
ひとつでもふたつでも意味のわからなかった単語を調べ、訳せなかった英文を訳すこと。
残された時間の中で、点数アップのためにできることは何なのかを考えながら勉強する力が求められているわけです。
なんか、やれ!って言われたから過去問やってみてま~す。受験生っぽいでしょ~?
っていうノリでは、せっかく時間をかけて勉強をしても、最悪の結果を招くだけですから、注意して欲しいと思います。
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