【竜操教室 塾長日記】それは「勉強」とは言わないので。

テストの直前はとても貴重な時間。


その貴重な時間の大半を、ワークの答の丸写しに使っている限り、成績の向上はありません。


テスト前にいくら長時間机に向かっていたとしても・・・です。


答の丸写しそのものが良くないのは当然ですが、とは言え、その生徒の実力と問題レベルのバランスから、丸写しを選択することも仕方がない場合があると思います。


そういう意味で、「丸写し」がすべてダメと言っているわけではありません。


問題なのは「丸写し」そのものではなくて、それをそのまま放置することです。


丸写ししないと答が書けないのだから、そのままテストを受けても答えられるはずがありません。


丸写しをしないといけないということは、すなわち解き直しをして、反復練習をして、答を見なくても答が書けるようにしなければいけないということです。


テストまでにその時間を確保しようと思ったら、テストの直前に丸写しをしている暇など無いことはわかるはず。


要領の良い子であれば、答を見ないと解けないような問題は、習った直後に答を見ながら適度に流しておいて、その後で2回目、3回目で解けるように練習しよう・・・とあらかじめチェックをしているものです。


授業を受けた時点で、ちゃんと授業を聞いていれば、その単元が難しそうか簡単そうかは判断できるはず。


難しそうなら、早め早めに1回目を解いておいて、2回目、3回目の時間を確保するのが当たり前なのです。


そこに時間をかけるのがテスト直前の時間の使い方ですから。


1回目の答の丸写しで時間を浪費することの無いようにして欲しいと思います。

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