【竜操教室 塾長日記】その日本語おかしいですよ!

足し算とかけ算が順序を変えても答が変わらないのに対して、引き算と割り算は順序が変わると答が変わります。


当たり前の話なのですが、これを曖昧にとらえている生徒が意外に多いことに気が付きます。


それは言葉にしてみると顕著なのですが、たとえば、


「13と22を引く」とか、「10と5で割る」とか、「25から50を割る」とか。


要するに、て・に・を・は がおかしいのですよ。


引き算の場合、「AからBを引く」、割り算の場合は「AをBで割る」というのが正しい言い方で、計算の順序を意識しているからこそ、この言い方以外にありません。


でも、ここで曖昧な言い方をして平気でいられる生徒というのは、実際の計算式でも順序を意識していないことが多いです。


計算の順序を自分が思いついた通りにやってしまうので、簡単な計算式では大丈夫でも、複雑な計算になってくると必ずボロがでます。


これは、足し算引き算よりもかけ算割り算を優先するという計算の決まりとは別のお話です。


13-22をやらないといけないのに、22-13をやってみたり、5÷10をやらないといけないのに10÷5をやってしまうってことです。


だから、式を言葉にしてみたときに変な言い方をした場合は、必ずその場で正しい言い方に言い直しさせています。


細かいなと思うかもしれませんが、これってかなり大事です。


他の教科でも、変な日本語が出てきたら、必ずその場で正しい日本語に直させます。


一事が万事。


家庭内の会話でも気を付けてほしいところです。

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