【竜操教室 塾長日記】え！答って見てもいいんですか？

わからない問題が出てきたときに、わかるまで考えなさい！とか、先生に解き方を聞きなさい！というのはまあ良いとして、じゃあ、いつまで考えるの？とか、周りに聞く人が居ないときはどうするの？というところまで指導してあげないと、子供たちはどうしていいかわかりません。

どうしていいかわからないから、わからない問題をただぼーっと見つめ続けるということになってしまうのです。

わからない問題が出てきたら、まず自分で答を解説を見る！という判断ができるようにしてあげてください。

答を丸写しするから答の冊子は取り上げます！という大人もまだまだ多いのですが、そうやって取り上げるから余計に答の冊子は丸写しに使うものだという意識が刷り込まれていくのだと塾長は思います。

自律的な学習を促すためには、答の冊子をどのように使いこなすのかを教えなければいけません。

特に、小さい頃から答を見ることに罪悪感を持たせるようなことは絶対にしてはいけないのです。

答を見るということは、今の時点で自分では解けないということがはっきりするということだから、解けるようになるまで繰り返し解きなおすことがセットなのです。

出来る生徒というのは、それが暗記によって解決できるものであれば暗記するし、反復によって解決できるものであれば反復するのですよ。

それが勉強することだってわかっているからです。

「え！答って見てもいいんですか？」って聞き返すようだと、そこが全然わかってないし、答を見ても丸写しになっちゃうでしょうね。

まず、この意識を矯正するところからです。