【竜操教室 塾長日記】そりゃ、計算ミスが減らないわけですよ。
せっかく書いたひっ算をなぜ消すの???
最後の答が間違っていたからといって、なぜそこまでの途中式を全部消すの?
数学ができるようになろうと思ったら、まずは消しゴムと仲良くするのを止めて欲しいと思います。
ノートは贅沢に使えばいいんです。
プリントなら、余白を上手く使ってください。
消さないと書きなおす場所が無いってことはあまりないはずです。
なぜ消さない方が良いのかと言うと、まずは消す時間と消しゴムが無駄です。
SDGsの世の中ですから、地球に優しくお願いします。
それに、もっともっと重要なことですが、自分がどこをどのように間違っていたのかを確認するのに必要だからです。
とにかくすぐに消しちゃうという人は、この確認をまったくしていません。
つまり、自分のミスを認識して改善するという作業を一切やっていないということになります。
計算問題を解く練習をしている目的は、ミスをしないで解けるようになることです。
そのためには、自分が起こす可能性のあるミスを認識してつぶしていかなければいけないのです。
計算間違いは、初めから解きなおしてみて正解すれば良いというものではありません。
自分が何をどのように間違うのかを意識しない限り、またいつか必ず同じように間違います。
九九で必ずごちゃごちゃになる計算があるとか・・・
13ー5の1の位を2にしちゃうことがあるとか・・・
58÷2を24って書いちゃうことがあるとか・・・
え?そんなこと間違う?って自分でも思うような単純なミスですが、それを100回に1回、1000回に1回でもやってしまうようなら大問題なのです。
もしも・・・、小学校の低学年からずっと、間違えたら確認もせずにすぐに消しちゃう習慣がついているとすると、今までの何千回、いや何万回もミスしてきた経験が全然活かされていないということになるのですよ。
恐ろしいことです。
とにかく、確認もせずにすぐに消しちゃう習慣は今すぐ改めてください。
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