【竜操教室 塾長日記】スマホ持ち込み禁止って、いつの時代の話?
岡山の私立高校でも、いよいよ生徒にタブレットを所持させるのが一般的になってきそうな勢いです。
一方で、スマホの普及率がここまで上がってきているのに、いまだに校則上は携帯校内持ち込み禁止になっている学校も多いようですが・・・。(学芸館は持ち込みは認めています。)
実際は今さら持ち込み禁止なんて徹底できるはずもなく。
県立のある高校では、規則上、携帯を先生の前で使用するのがNGのはずなのに、修学旅行前に全員のアドレスを集めるみたいな。
公立中学でも、部活の連絡はほとんどLINEになりつつあります。
校則では禁止になったまま、なし崩し的に、校内では使っちゃダメとか、先生の前では使っちゃダメ!とか、運用面でなんとか誤魔化している学校がほとんど。
だから、せっかくほとんどの生徒一人一人が自己負担でめちゃくちゃ高額のめちゃくちゃ高性能の端末を所持してくれているのに、それを一切授業では公式に活用できず。
そのめちゃくちゃ高額で高性能な部分は、SNSとゲームにのみ無駄に消費されちゃうわけですよ。
今の大学生たちは、中高生の間にスマホと言えばそういう無駄な使い方のみに慣らされた状態でしょ?
だから、せっかく大学で無料Wi-Fiが整備されていても、その環境を勉強のために使うのではなく、動画を見たり音楽を聴いたり、ギガが減らなくてラッキーぐらいにしか思ってないですよ。
講義中に、見逃したドラマをネットで存分に見させるためにWi-fiを開放してるみたいなもんです。
まあ、そういうことも楽しめば良いですが、そういうことを楽しむだけでは、スマホはあまりに高性能であまりに高額過ぎなんです。
それも、そう思われないように巧妙に仕組まれてますからね~。
ほんと、携帯会社はなんてずる賢いんだろうといつも思います。
話がズレました。
ともかく、スマホはここまで普及しているのだから、当然学校への持ち込みも許可しつつ、もっとSNSやゲームだけでない有効な使い方についても指導するなり開発するなりしていくべきだろうと思います。
そもそも、校則が時代遅れになったり、実態に即していないのだから、本来は校則そのものを見直すべきなんですけどね。
そこには手を付けずにおいて、現場の先生の判断に任せてうやむやにしておくから、もし何かトラブルがあった時には、誰も何の責任も取れないじゃないですか。
たてまえ上は禁止しておきながら、必要な時には利用するって、まるでどこかの国の憲法のようですね。
日本人はそういう曖昧なのが好きなんでしょうか。
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