【竜操教室 塾長日記】宿題は予定通り終わらせていますか?
夏休みも残すところあと1週間となりました。
地域によっては、もう今日から学校が始まっているところもあるようです。
まだ1週間も残っていると思うか、あと1週間しか残っていないと思うかは、人それぞれでしょう。
課題はとっくに終わって余裕の生徒も居れば、ここからやっとラストスパートに入る生徒も居ると思いますが、どうせやらないといけない課題なら、早め早めにやっておく方が精神的にも楽だと思いますけどね。
でも、この時期、テレビで見る有名な大人たちが決まって話す夏休みエピソードは、
「宿題、いつもぎりぎりになって苦労してた。」
そういう話ばかりでしょ?
あまり勉強が得意で無さそうな芸能人とかアスリートとかならまだしも、大学教授とか、企業経営者とか、アナリストとか、場合によってはアナウンサーとかもそうだと思うのですが、要するに頭の良さそうな、勉強ができそうな人たちまで、こぞって、
「絵日記を1日でまとめて書いて大変だった。」
「始業式前に何日か徹夜で仕上げた。」
「作文で苦労して誰かのを写した。」
「絵が描けなくて、親に手伝って描いてもらった。」
「そもそも宿題をあまり出さずに先生によく怒られた」
などなど。
夏休みの宿題について、大変だった、嫌だった、面倒だった、多かった、適当にごまかした・・・
そういう話ばかりを武勇伝のように話しているのを聞くと、ちょっと控えてくれないかなあと個人的には思います。
そういうのばっかり聞いている子供たちだって、なんだ、皆そうなんだって思ってしまうじゃないですか。
夏休みの宿題なんて真面目にやらなくても、こんなに成功している人ばかりだって思われたら困ります。
中には、
「計画的にこなして、前半ですべて一通りは終わらせて、残りの期間は解き直しをしたり、自分の勉強をしたり、余裕を持って有意義に夏休みを過ごしていました。」
というような優等生的なコメントもあって良いと思うのです。
そういう、夏休みの宿題と真面目に向き合って処理している人だって、世の中にはたくさん居るはずなのに。
謙虚なのは日本の美徳かもしれませんが、皆が皆、不真面目さを武勇伝のように語るのはちょっとどうかな?と思います。
例えば、テストの当日に、「俺、全然勉強してないよ~」って言いつつ高得点を取る奴居るじゃないですか。
こういう奴の話は、絶対に信じちゃダメってことです。
とにかく、さっさと終わらせるものを終わらせていきましょう。
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