【竜操教室 塾長日記】今頃になってそんな文句言ってもどうしようもないじゃん!
夏休みも終盤になると、こんな声が聞こえてきます。
宿題って、まじうぜぇ!
めんどいぃ!
やりたくねぇ!
って、もしそう思うんだったら、まじにやらないでみたら良いのでは?と塾長は思います。
ただし、その結果どうなるかも、ちゃんと予想してくださいね。
担任に怒られ、親にも怒られ、部活顧問にも怒られ、成績を下げられて、テストでも点が取れず、友達にも馬鹿にされて・・・
まあ、宿題をやったからと言って、そのやり方によってはテストの点のほうはどうにもならないかもしれませんが、提出さえしていれば少なくとも周りの大人たちからブツブツ小言を言われることは減るでしょう。
そもそも、普通の人たちの9割(根拠はありません)は宿題なんてめんどくさいと思っているはずです。
めんどくさいかどうかという視点だけで見たら、めんどくさいに決まってるじゃないですか。
でも、物事にはめんどうかどうかという尺度だけでなくて、必要か必要でないかという尺度があるのを忘れてはいけません。
宿題をやることが必要なのであれば、めんどうかどうかは関係なく、やらなければいけないのです。
めんどうだからやらないのではなくて、必要でないからやらないという選択は充分にあり得ますけどね。
ただ多くの場合、学校の宿題をやらないでほったらかしにしておくと、その結果として、かなり高い確率で、今宿題をやるよりも何倍も面倒なことになります。
あるいは、先々で自分の不利益につながる可能性もかなり高くなるでしょう、
普通の人は、そういう簡単な未来予測ができるので、今多少めんどうだと思っても、先々での大きな面倒を回避するために宿題をちゃんとやるのです。
ほとんどの場合、楽しんで宿題をやっているとか、面白いからやっているというわけではありません。
宿題だけでのことではなくて、これからの人生だって、楽しいことや面白いことばかりではなくて、その何倍もめんどうなことにぶつかっていくのです。
そのたびに、その必要性を考えもせず、めんどうなことから逃げ回っていたら、結局さらにめんどうなことに巻き込まれていく悪循環につながります。
やるかやらないかの判断は、それがめんどうかどうかではなくて、必要かどうか。
これって、当たり前のようで当たり前になっていない人が多いのです。
社会に出ていく前に、せめてもう少しだけ未来のことを予測する力をつけていって欲しいと思うのです。
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