【竜操教室 塾長日記】宿題をただ終わらせれば良いというわけではありません。

お盆休みも終わり、今日から授業再開です。


夏休みの宿題、終わってますか?


早速、授業の予定でもないのに宿題の自習をやりに来る生徒がちらほらと・・・。


ここで、宿題がただ提出するためだけのものになっていたのでは時間がもったいないです。


宿題を終わらせるのが遅くなってしまったことはもちろん反省するとして、休み明けの課題テストや自己診断テストをにらみつつ、真面目取り組んでいきましょう。


ただ、


宿題を真面目にやりなさい!と言うと、わからない問題をじっと考え込んでしまったり、教科書をペラペラとめくって答を探そうとしたり、時間をたっぷりかけている割には全然進まない生徒が居ます。


で、結局時間切れになって、問題も読まずに答の丸写しになってしまうのです。


そうならないためには、まず宿題を進めるペース配分を時間できっちり決めましょう。


問題集なら、見開きの2ページを10分で解くとか、30分でやるとか、具体的な数字で目標を決めます。


できればキッチンタイマーなどで時間を計って、その時間内で、まるでテストをするように、自力で解ける問題から解いていきます。


時間が来たら、解けていない問題があってもそこでいったん止めて、答え合わせをします。


それを繰り返していけば、ページ数×時間で、終わるまでにかかる総時間をある程度予測することができるはず。


こうやれば、時間をかければかけるほど宿題は着実に進み、わからない問題を考えすぎて、勉強自体が面倒になったり、嫌になったりすることもある程度防げます。


もちろん、できなかった問題や時間が足りなかったところは後からもう一度見直すのが前提ですけれど・・・。


全員に一律に出されている宿題なので、中にはレベルによって難しすぎる問題もあるかもしれません。


実際には、それらに時間を取られて、本来頑張るべき、ちょうどレベルの合った問題まで一緒くたに答の丸写しをされてしまうのがもったいないのです。


いやいや、全部ちゃんと真面目にやったらいいやん!って話ですけれど、全員が、すべての問題をちゃんと自力で解けるぐらいなら何も苦労はしないのですよ。


力を伸ばそうと思ったら、手の出ないところは後回しにして、自力で解けるレベルから、ちょっと背伸びすれば手が届きそうなところまでを中心にしっかり反復練習することが一番効率的です。


自分が能力を伸ばそうと思ったら今は何を優先すべきなのか、それを自分で見極めできるところまでいければ、あとは放っておいても伸びますから。


まあ、そこが大変なんですけどね。

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