【竜操教室 塾長日記】別に腹が立って怒っているわけじゃない(・・・はず)
定期考査にお決まりでセットなのが各教科の提出物です。
当たり前ですが、提出物は期限内に提出するのが当然。
ところが、クラスに何人かは提出物が期限内に出せない生徒が居ます。
「すみません。先生、今日が期限の提出物ですが、明日持ってきて良いですか?」
どういう答を期待しているのかわかりませんが、塾長の答は決まっています。
「良いわけないでしょ?提出点はマイナスします!」(怒)
そう答えると、決まって「え~⁉たった1日遅れただけで・・・」って驚かれるんですけどね。
そもそもそういう質問をすること自体、提出物に対する認識が間違っているのです。
基本的に、今日出せないものが明日出せるという理屈がおかしいわけで、「期限を過ぎたのですが、ちゃんとやったので見るだけは見てください。」とでも言うのならまだしも、「良いですか?」はありえません。
だって、例えばマクドナルドに行ったとします。
レジで注文とお会計をしてしばらく待っても出てこないので、どうしたのかな?と思っていたら店員がやってきて、
「すみません。出そうと思ったんですけど、今日はちょっと無理みたいなんで、明日でも良いですか?」
って言われたらどうします?
じゃあ、お金返してよ!(怒)ってなるでしょ。
その時に店員が、「え~⁉たった1日遅れただけでお金返すんですか?ちゃんと謝ったのに・・・」って言ったら、もう絶対喧嘩になりますよね。
しかもその理由が「忘れてました。」とか、「時間がありませんでした。」とか、「できたんですけど置いてきちゃいました。」とか。
だいたい、そんな店はお客さんが居なくなってすぐつぶれちゃいます。
社会に出たら、期限を守る、約束を守るということはそういうことです。
大人になるということは、そういう期限や約束事を最低限守れるようになるということです。
ちょっとだけなら大丈夫やろ・・・
俺ひとりぐらいどうってことないやん・・・
そんなことを考える奴がたった一人でもいるだけで、組織は、会社は、地域は、社会は、ちゃんと回らなくなるんです。
いつまでも子供のような考えのままで、いつまでも誰かに養ってもらって、いつまでも一人では何もできないで良いのなら、別にこれ以上言うことは何もありませんが。
学校というのは、ちゃんとした大人になるための準備の場です。
だから、塾長は別に腹が立って怒っているわけじゃなくて、叱ってるだけですからね。(のはず)
そこのとこ、お忘れなく!
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