【竜操教室 塾長日記】勉強をしているフリはやめよう!
勉強はかけた時間ではなく、できるようになった量の勝負です。
何時間机に向かっていようが、テストで点数に結びつかなければ意味がありません。
例えば、英単語を覚えるとします。
大事なのは、何個の単語を新しく覚えられたかであって、何時間かけて覚えたかではないでしょう?
同じ300個を覚えるなら、できるだけ短い時間で覚えた方が楽だし、効率的です。
同じ時間をかけるなら、できるだけ短い時間で覚え、それを何度も何度も繰り返すことで記憶に定着することができます。
ところが、このごく基本的な理屈がわかっていないと、英単語を覚えるという大前提の目標をすっかり忘れて、ただ時間をかけてだらだらと暗記を進めることになります。
さらにまずいのは、そうやって無駄な時間を過ごしているにも関わらず、本人はそれが無駄だということに気が付いていないのです。
そればかりか、長い時間机に向かっている自分に満足していたりします。
タイムを競うはずのマラソンに出場しているのに、どれだけ長く時間をかけて走ったかを競っているようなものです。
この勘違いを修正するのが、本当に本当に本当に大変なのです。
かけた時間でなく、できるようになった量、つまり成果で競えるように意識を変えていかなければと思います。
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