【竜操教室 塾長日記】自分を律すると書いて、自律と言う。

先生、何したらいいですか~?


テスト前に、何も考えずにそう聞いている限り、テストの点数は絶対に上がりません。


ちゃんと自分で考えたうえで、専門家のアドバイスを聞きたいというのであれば良いですけど。


多くの生徒たちは、誰かに何か指示されたことをただこなすだけになっていることが多いのです。


親に、「塾へ行け!」と言われたから行く。


先生から、「これやれ!」と言われたからやる。


面倒なことは特に、全部他人任せで自分の意志というものがありません。


ただ、そういう他力本願で自分の意志の無い生徒たちほど、自分が楽しいと思えることや面白いと思えることについては自分の欲望に盲目的に従う傾向にあります。


スマホをいじり始めたら、親や先生に怒られてもやり続ける。


おかしを食い始めたら、食べつくすまで食べる。


眠くなったら、後先を考えずにとりあえず寝る。


そうやって、自分の欲望をコントロールできない人ほど、勉強に代表されるような面倒なことについても、自分ではまったく自分の行動をコントロールすることができないので、すべて他人任せになってしまうのです。


自分で自分を律する力は、すべての源泉です。


そして、その力を鍛えていくことが大人になる、成長するということだと塾長は思います。


中学、高校の年代は、その部分が大きく成長していく時期ですから、日々多くの生徒と接しているとそういう面での個々の差もやはり大きなものになっていると感じます。


その差は、小手先のテクニックだけではなんともならないんですよね~。


もっと根本的なところから指導していかなければと思います。

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