【竜操教室 塾長日記】普通科上位校へ行くということは・・・

なんとなく成績が取れているので、なんとなく普通科の上位校へ行く。


そういう、なんとなくで進学すると、後々痛い目に遭います。


中学校でなんとなく成績が取れている生徒というのは、自分がそれほど努力しなくても、ある程度の位置に居られるということに慣れてしまっています。


生まれ持った天性と、育った家庭環境だけで、自分の努力を上回るアドバンテージを自分が持っているということに気が付いていません。


何の努力もしてないのに勝てる相手が、小学校中学校と周りにたくさん居ることに慣れてしまっているのです。


現状で、何もしなくてもクラスの上位に居られるのだから、この先もずっと集団の中で同じような位置に居られると思っています。


世の中、そんなに甘くないのですよ。


入試を潜り抜けた生徒だけで集団が構成されれば、何もしなくても勝てる相手は集団から居なくなります。


特に、普通科上位校はいわばスポーツの選抜チームのようなもの。


ある程度できる子ばかりが集められているのですから、何の努力もしなければ簡単に最下層グループに属することになってしまいます。


普通科へ行くと、授業ペースもぐっと上がり、課題もどっと増えます。


できる子たちに合わせているのだから当然のことなのですが、努力をしてこなかった子は、突然のペースアップにまったくついていけません。


要するに、高校合格は通過点でしかないので、そこで気を抜くな!ってことです。


今の受験勉強も、受験のためではなくて、入学後のためですからね。


お忘れなく!

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