【竜操教室 塾長日記】白黒フィルムってまだ売ってたんですね。

備前の嫁の実家に行くと、今は誰も住んでいない古民家の中に、古い道具がたくさん置かれています。


炭を使うアイロンとか、灯油ランプとか、ゼンマイの振り子時計とか、天秤ばかりとか。


もちろん使ったことは無いので、本で読んだり老人に教えてもらったりしてその使い方を知るのですが、昔の人は実際に使ってたんですよね。


どれもこれも、そんな面倒なことよくやってたよなと思いつつ。


よくよく考えると、逆に自分は使ってたけど子供たちは使うことがない道具というのもすでにいくつもあることに気が付きます。


今朝、新聞を読むと富士フィルムが白黒フィルムの出荷を終了するという記事が目に入りました、


中学、高校と写真部で、そのころ写真を撮ると言えばもちろん白黒フィルムで、暗室で自分で現像して焼き付けしてというのが定番でした。


ピントも露出も一発勝負。


現像だって焼き付けだって、面倒だし、失敗もするし。


今思えばその苦労が面白かったし、懐かしいんですよ。


スマホを体の一部のように操り、日々”インスタ映え”を競う今の若者たちの多くは、おそらくその面倒さと楽しさを理解することはできないでしょう。


そりゃそうです。


はっきりしているのは、自身が年をとったってことですね。


もう49だもの。


今度、実家の物置のカメラ、引っ張り出してみようかなぁ・・・

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