【竜操教室 塾長日記】いまだに紙の辞書限定ってどうやねん!
高校生になると、辞書を新しく購入するようになるでしょ?
で、岡山の県立普通科進学校はほとんどが紙の辞書指定なんですよ。
いつまでこんなこと続けるんでしょう。
紙の辞書にも良いところはあると思いますし、使いたい人が使うのは全然否定しません。
それに、紙の辞書の引き方に慣れておくことも教養の一つとして必要なのかもしれません。
が、
勉強をするためのツールとして、紙の辞書は使いたくないという人にまで強制する意味をまったく感じないのです。
まるで、AT車にしか乗る気が無くて、AT免許が取れたら良いと思っている多くの人に、無理やりマニュアルで練習させるようなものでしょ?
クラッチがどうとか、シフトがどうとか、AT車を運転するだけなら必要無いんですよ。
そりゃ、マニュアル免許を取りたい人は自由にしたらいいと思いますけどね。
自分たちが昔マニュアルで免許を取ったからと言って、AT免許で済ませようとする今の若者を軟弱だ!って批判しているみたいじゃないですか。
我々が高校生の頃は、電子辞書なんて種類は少ないし高価だし使い勝手は悪いし機能は少ないしで使う意味を感じませんでしたが、今は違うでしょ?
技術の進歩は早いのです。
電子辞書だってすでにネット検索との競合で行き詰ってきている状況で、早晩、スマホなどの携帯端末に取って代わられるのは目に見えています。
自分たちが紙の辞書を擦り切れるまで使ったその思い出を、美化して今の子供たちに押し付けているだけのように塾長は感じます。
紙の辞書のメリットとデメリット、電子辞書のメリットとデメリット、そして今はさらにネット検索でのメリットとデメリットを理解した上で、本人が勉強するのに最適と思われるものを自由に選択できるようにしてあげるべきではないでしょうか。
塾長は個人的には今さら紙の辞書なんて全否定ですけど、だからと言ってそれを生徒に押し付けることは絶対にしません。
勉強をする上で、自分が必要と思ったら使えばいいし、必要無いと思ったら使わなければいいんです。
簡単な話と思います。
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