【竜操教室 塾長日記】褒めて伸ばすとは言いつつも・・・限度があるんじゃありませんか?

生徒たちの通知表を見ていて思うのですが、


ちょっと褒めすぎじゃありません?


塾長の子供の頃の通知表を見ると、


「理解力や発言力はあるが、コツコツと努力する意識が特に欠けている」とか。


「意思をはっきりと伝えることができるが、周りへの配慮が足りないところがある」とか。


結構厳しいコメントが書かれていて、それも、一旦先に褒めといて、後で落とすというのが定番でした。


それがだんだんと、先に落としといて後で持ち上げる形式になってきたなぁ・・・と思っていたら、ごく最近の通知表になると、持ち上げるばかりでまったく落とさないんですよね。


つまり、その子の欠点や改善して欲しいところをわざわざ指摘するコメントはほとんど見かけなくなりました。


オール5の生徒が褒められるのは良しとしても、それこそオール2や1の生徒でも、


「授業に積極的に参加できました。」とか。


「真面目に課題に取り組む姿勢に好感が持てます。」とか。


そんなぬるいコメントで良いわけがありません。


長期欠席でもなくて、授業に積極的に参加して、課題も真面目に取り組んでいて、2や1がつくわけないでしょ!


2や1がつく理由は簡単です。


課題をちゃんと出していないか、授業中に授業の邪魔になっているか。


テストの点数が悪いというだけで、2や1がつくことは滅多にありません。


だから、2や1というのは先生方からのイエローカードやレッドカードと同じで、生徒本人や保護者の方に言いたいことは山ほどあるはず。


なのに、コメントでそのことをきちっと指摘してあげないから、本人たちに危機感がありません。


なんでも褒めれば良いというものでもないでしょう。


褒めて伸ばすというよりも、後々面倒なことにならないようにその場をやりすごしているだけのようにも見えますし。


結局、高校入試の段階になって初めて、2や1の重大さに気づいて困ることになるんですけどね。


褒めるところは褒めれば良いですが、ダメなものはダメとちゃんと指摘してあげないといけないのでは?と塾長は思います。

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