【竜操教室 塾長日記】だから、課題からまず終わらせなさいっていつも言うとるがね。
勉強の苦手な生徒というのは、勉強をするのにどの程度の手間と時間がかかるかということが想像できていないことが多いです。
学校からすでに春休みの宿題が出されているのですが、これを終わらせるのにいったいどの程度の時間が必要なのか、ということを考えることができないのです。
例えば、1年生の課題は、5教科が1冊の冊子になったもので、見方によっては薄っぺらくて量も大したことないように見えるでしょう。
特に、最初から答を丸写しする気満々の生徒は、こんなもんチョチョイのチョイで終わるよね・・・と思っています。
だから、提出日ぎりぎりになってからやればいいや・・・なんて甘い考えでいます。
でも、実際はそんなに簡単ではありません。
たとえ答を丸写しするだけでも、「書く」という作業は省けないからです。
小学校の時を思い出してみると、新しい漢字をノートに10回ずつ書いてこい!みたいな、面倒な宿題があったじゃないですか。
あれなんて、頭は何にも使わないんです。
それでも、結構面倒だったし、時間もかかるし、手もだるくなったでしょう?
それを考えれば、たとえ答の丸写しだとしても、それなりに面倒だし、時間もかかるし、手もだるくなるんですよ。
そういう想像力が無いので、結局、提出日間際になってあわててやってはみたものの、
「面倒だし、だるいし、もう終わらないから出すのや~めた。」
ってなっちゃうんです。
この状態、実は成績下位層で提出物もちゃんと出せないレベルの生徒たちのことだけではありません。
提出物をちゃんと出す成績中位層の生徒だって、やはり勉強の手間と時間についての想像力が無いということでは同じ状況なのです。
提出物を出さないということは無くても、締め切りに追われてやっつけ仕事になっているんですよ。
仕方なく、「答の丸写し」とかね。
これでは課題の意味がまったくありません。
だから、うちの教室では課題優先なんです。
課題も上手く回せないのに、それ以上のことができるはずがありません。
あくまで学校がメイン、塾はサブです。
そこのところ、ぜひご理解いただければ幸いです。
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