【竜操教室 塾長日記】「”計算は”できる!」と言いますけどね・・・
計算はできるんですけどね、応用問題になるとちょっと・・・
そう言われる保護者の方、多いです。
そしてそれを横で聞いている生徒本人も、そう思ってることが多いですが、本当にそうでしょうか?
塾長の経験上、応用問題はできるけど計算問題は苦手・・・なんて生徒はまず見たことがありません。
要するに、応用問題もすらすら解くような数学が得意な生徒は、計算問題はほぼ完ぺきにこなします。
それで前述の、計算問題はできるけれど、応用問題ができない(と思っている)という生徒が多数いるわけですが、実はそういう生徒の大半は計算問題もちゃんとできているわけではないのです。
文字式や方程式の計算問題をやらせてみるとよくわかります。
応用問題まできちっと解ける生徒というのは、計算問題ではほぼミスをしません。
0%とは言いませんが、解き方のわかっている問題で単なる計算ミスをというのを起こす確率が極端に低いです。
ところが、応用問題を苦手にしているという生徒になると、得意なはずの計算問題でも計算ミスを頻繁に起こします。
ここで言う「頻繁」というのは、10問に1問、100問で4~5問程度以上の話ですけどね。
これを点数で言うと、90点から95点ってところですから、何にも問題ないように思うかもしれませんが、計算はすべての基礎ですから、それをこんなに高い確率で間違えていてはダメなのです。
例えば、中学生になって九九を言い間違えることは稀でしょう?
それをたびたび間違えていて、「計算はできる」なんて言えないのと同じ。
数学力を高めるためには、まず計算の精度を限りなく100%に近づけることが基本です。
解き方を理解している計算問題であれば、それを九九レベルの精度で解けるようにしていくことが、その後の応用問題へつながります。
だからこそ、まずは計算力から鍛えていくのです。
絶対にミスをしない。
自分は絶対に計算を間違えないという自信をつけて欲しいと思います。
その状態が、「計算はできる」ということだと理解して欲しいと思います。
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