【竜操教室 塾長日記】勉強しなさい!ってあまり言わない
今になって思うけど・・・
うちの両親は「勉強しなさい!」ってほとんど言いませんでした。
言ってたのかもしれませんが、記憶には残ってません。
進路についても口を出されたことはほとんどなく。
まあちょっとお金の問題で、私立は早慶以外はダメと言われましたが。
それでも、懇談で「授業中の居眠りが多い」とか「遅刻が多い」とか、そういうことを言われても、それをそのまま子供に伝えることもなく。
ただただ、自由に過ごさせてくれたことに感謝です。
同様に、褒められた記憶もあまり無いですけどね。
それに気づいたのは、模試でE判定しか取ったことの無い慶応に順当に落ちたとき、
「あなたなら通ると思っていたから、残念」
と母親に悲しそうにポツリと言われて、考えてみればそれまで成績についてコメントなんてほとんどされたことが無かったので、ガーンって、相当落ち込んだんですよ。
不合格になったことではなくて、そんな当たり前と思っていた結果を残念だと言われた、信頼を裏切ったかもしれないということがショックだったんだと思います。
もしあれが、もっと以前から普段の定期テストや通知表の結果が出るたびにネチネチと言われていたら、勉強嫌いになっていただろうし、勉強する気にならなかっただろうなと。
だから今でも生徒たちには、勉強しろ!という強制はしないし、結果に対してもできるだけネガティブなコメントはしないし、比較となるポジティブなコメントも控え目にしているのです。
プレッシャーをかければ良いというわけでもなく、褒めてばかりがいいというわけでもなく。
ただただ、あなたを信頼している、そういうオーラを出していけるようになればと思っています。
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