【竜操教室 塾長日記】まだそんなこと言っとるんかい?
「先生、文法の対策プリントちょうだい!」
へ?学校の文法の問題集はやった?
「もうとっくに終わった~。」
じゃあ解き直しをやりな!
「なんでプリントくれんのん?ケチ!」
みたいな会話、結構何回も繰り返されるんですよね~。
学校の先生が定期テストに問題を出すときに、どこから出題するかってことを何にも考えていないわけで・・・。
ちょっと考えればわかりますが、国語の文法問題なんて、学校の文法の問題集からそのままの例文が出題されるに決まってるんです。
なぜなら、いろんな問題に対応できるほど、授業でちゃんと文法を教えていないから。
だから、意味がちゃんとわかっていなくても答えられるように、宿題で1度解かせた問題集からそのまま出題する確率が高いわけで、必然的に何を勉強したら良いかは決まっています。
そういう理屈を考えたことが無いから、せっかくテストにそのまま出題されるに決まっている問題を読みもしないで答を丸写しして、テスト勉強した気になっているのだから困りものです。
だから、本来は100%完璧に暗記するべき、学校の先生がせっかく作ってくれた対策プリントでも、なんとなくひと通り解いただけで終わっていたりします。
他の教科でもそうですが、学校の先生がいったいどこから問題を引っ張ってきて出題するのかを予想することはテスト対策の第一歩です。
当たらなくてもいいんです。
まずは自分の考えで予測してそれに備え、実際どうだったのかをチェックして、次回に向けて修正することがテスト勉強の極意なんですよ。
自分では何も考えずに言われたことだけやっていたのでは、目先の点数は少し上がるかもしれませんが、まったく力はつかないのです。
そこに早く気づいてもらわないといけません。
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