【竜操教室 塾長日記】学ぶことは真似ることから始まる
夏休みも残すところあと1週間ちょっと。
問題集系の宿題はすでに終わっている生徒が大半のようですが、例年と同じく、ほとんどの生徒が「作文」を後回しにしている様子です。
嫌なものを先送りにするのは理解できますが、それが終わらない限り、ずーーーーっとストレスじゃないかと思うんですよね。
そもそも、作文とか読書感想文って、書き方をちゃんと教えてもらってないし、書く機会も少ないので、苦手にしている生徒はとても多いと思います。
何を書いたら良いかわからない、どうやって書いたら良いかわからない・・・って言います。
今やネットの時代ですからね。
わからないんだったら検索すればいいんですよ・・・と言うと、「パクるの?」って。
問題集の答を丸写しすることにまったく抵抗の無い子まで、作文をパクるのには抵抗があるというのはちょっと意外なのですが、別に丸ごとパクれ!なんて一言も言ってません。
他人の作文を参考にして、自分の書きたいことを自分なりにアレンジして、書けばいいんですよ。
他人の作文を100%パクるのか、80%使用するのか、50%参考にするのか。
ひとりの文だけでなく、何人もの文を参考にして、ミックスしたっていいんですよ。
自分の作文能力に合わせて、いくらでも参考にしたら良いと思います。
問題集の答を見る時もそうなのですが、まったく見ないで自力でやるのか、それともすべて答を丸写しにしてしまうのか、0か100かの対応しかできないのでは困ります。
今回は100%お手上げだったとしても、次回は90%、その次は80%と、少しずつでも自力でできる部分を増やしていくことが勉強なのですから、0か100かを繰り返していても成長は見込めません。
絵を学ぶときには、まずは上手な人の絵を真似するところから始めます。
作文だって同じですよ。
上手な人の書き方、言い回し、構成を真似すれば良いのです。
学ぶことは真似ることから始まります。
悩みの種の作文はさっさと終わらせて、残りわずかの夏休みをノンストレスで楽しんで欲しいと思います。
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