【竜操教室 塾長日記】漢字の意味を知らない、考えないのは致命的です。

「以上」と「より大きい」、「以下」と「より小さい(未満)」について知らないまま中3になっていた生徒に説明をしました。


そもそも、不等号(>、≧、<、≦)の違いがわかっていなくて、「<」の下の2本線は何ですか?ってところから、記号の意味、用語の意味がわかっていないことが判明しました。


そんなもん、イコールの意味が追加されてるに決まってるやんか~、だから以上とか以下のときにこっちの不等号を使うんよ。


て言ったら???な顔をするので、実は「以上」と「より大きい」の意味の違いも知りませんでした・・・ってことがわかりました。


同じ日に、「変数」と「定数」の意味の違いの話をすることがあって、そんなもん「変=変わる」「定=定まる」って、漢字の意味を見たらすぐわかるやん!って言ったら、漢字をそういう風に見たことが無かったって言ってました。


そういう意味で言えば、「未満」というのも「未だ満たない」ってことで、「より小さい」の意味を表すというのも、漢字の意味から考えればすぐに覚えられそうなんですけどね。


これは一例ですが、漢字の意味から熟語の意味を類推するという、日本人としては当たり前と思っていたことが当たり前にはできない中学生って、たくさんいるんです。


漢字の意味を考えようよって言うと、そんなこと学校で聞いてない!って言うんですけどね。


そりゃあ学校の先生もいちいちそこまで説明しないかもしれませんね。


だって、文章を読んだり、用語を覚えたりするにしても、都度都度、漢字の意味を考えるなんてことは、ごくごく当たり前ですよ。


社会や理科の用語を覚えるにしても、もし漢字の意味を無視して覚えようとしているのだとすると、それは覚えにくいのも当たり前と思います。


だから、小学校の時の漢字の勉強、大事なんです。


いろんな教科の勉強にも必要だし、そもそも生きていく上で、何をするにしても必要な知識です。


絶対におろそかにしないで欲しいと思います。

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