【竜操教室 塾長日記】答の冊子を返してあげてください。

丸付けは、自分でやるものですよ。


自分で、自分がわからなかったところをチェックして、自分でやり直す。


そういう一連の流れを教えていくことが大事です。


答の冊子を親が取り上げるのはお勧めしません。


子どもが勉強している横でリアルタイムで丸付けをしてあげられるのなら、まだよいですが、手が空いた時にまとめて答合わせをするのはダメです。


こことここが違っているよ!と指摘しても、もう本人は間違いに興味無いですから。


解いたその場でまちがいをチェックしない限り、せっかく解き直しても、それは新たな問題を解いただけであって、「解き直し」ではありません。


意味が伝わってますか?


例えば、10回に1回ミスしてしまう計算問題があったとします。


10回に9回は正解するのですから、間違えたとしても、改めてもう一度解いたら解けちゃいますよ。


で、「できた!」ってなっちゃいます。


でも、どこをどのように間違えているのかを意識しない限り、ずっと10回に1回は間違い続けることになります。


解き直しというのは、その10回に1回の間違いを意識して、それを100回に1回、1000回に1回と減らしていくからこそ意味があるのです。


要するに、解いたときにすぐ本人自身で答合わせをしないと、その意識が出てこない!ってことを言いたいのです。


小学校の3年生や4年生になったら、自分で丸付けをさせて、その状況を親が確認する流れにすべきです。


「親に答の冊子を取り上げられた・・・」と聞くと、ちょっと悲しくなります。

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