【竜操教室 塾長日記】習慣は恐ろしいです。

習慣って怖ろしいですよ。


本人は当たり前だと思ってやっているので、誰かから指摘されない限り、それがおかしいって思わないんです。


塾長は大学生のころまで、歯磨きに歯磨き粉をめちゃめちゃつけてました。


だって、テレビのCMだと、毛のある端から端までつけてるじゃないですか。


ある時その様子をみた知人が、「え?そんなにつけるのってあり得なくない?」みたいなことを叫んだことがあって、世間的にはおかしいんだって気が付きました。


それ以来、ほどほどの量にするようになりましたけどね。


あの知人が居なかったら、今までの人生で歯磨き粉の使用量が何倍も違ったと思います。


え?なんの話?


いやいや、塾で学校の宿題のプリントやワークをやらせるのですが、気になるのは答合わせのやり方です。


間違っていたときに、そこに赤で正しい答を書き込むのですが、それ自体が目的になっている生徒が一部居ます。


そういう生徒は、どこが間違っていたのか、どうすれば間違っていたのかをまったく確認せずに次へ進みます。


怖ろしいのは、それが「面倒だから」とか「時間がかかるから」といった理由でそうなっているのではなくて、そもそも間違いを確認して修正するという習慣が無いところなのです。


答合わせは、自分の間違いを見つけて修正するためなのですが・・・


そういう発想が無いので、何も確認せずに次へ行き、同じような問題を同じように間違い続けます。


さっき同じパターンで間違えた奴やんか、気づくやろ普通!


・・・と言ってもダメなんですよ。


だって、そういう発想がそもそも無いんですから。


これをできるだけ早い段階、できれば小学校低学年から修正していかないと、年齢が進めば進むほど修正できなくなります。


それこそ、高校生でも同じような生徒が居ますけど、そこまでくるとなかなか。


ということで、習慣は恐ろしいという話でした。

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