【竜操教室 塾長日記】計算は暗記の積み重ねだ!

5×5はいくつ?


25に決まってます。


じゃあ、15×15は?


225なんですけど、何秒で答えられますか?


5×5=25を答えるのと同じように一瞬で答えられる人は、この計算の答を暗記しているのですね。


塾長は高校生の時の数学の先生に、平方数は19×19までは暗記しなさい!と言われました。


でも、結局今でも16より上の数字の2乗は筆算しないと答えられません。


だから、15×15は一瞬で答えられるけど、16×16になるとちょっと待ってね・・となるわけです。


覚えていれば一瞬だけど、覚えていなければそれなりに時間がかかります。


計算力って、この積み重ねだと思うんです。


当然、一瞬で答えられる計算をどれだけ暗記しているかで計算力が大きく変わります。


例えば、小学校1年生の時に計算カードを使って、一桁の足し算や、繰り下がりのある引き算などを練習します。


あれは、暗算での計算練習をしているようでいて、実は暗記をしているのと変わりません。


頭の中で指を折りながら暗算するのではなくて、答を暗記しようとしているのです。


九九がわかりやすい例ですが、あれは暗算ではなく完全に暗記ですよね。


どんなに複雑な計算も細かく分解していくと、最終的にはごく単純な数字同士の四則計算に行きつくわけで、計算結果を暗記できていればそれだけ速く正確に解くことができるということになります。


じゃあ計算結果を暗記するにはどうすれば良いのか?


九九を覚えるときにどうしましたっけ?


学校で毎日のように九九を言わされ、家でも親に言わされ、先生の前でちゃんと言えないと居残りで練習させられ・・・


要するに、何度も何度も繰り返すしかないんです。


何度も何度も計算問題を解けば解くほど、暗記している計算結果が蓄積されていき、結果として速く正確に解けるようになります。


速く正確に解けるようになれば、それだけ同じ時間内で計算問題をたくさん解くことができるから、さらに計算結果が蓄積されていきます。


これの繰り返しですよ。


一つ一つの計算問題を、面倒がってダラダラと解いていたのでは計算力なんてつくはずがありませんから、だから解くスピードも上がらず、結果としてさらにやるのが面倒になるんです。


好循環と悪循環。


あなたはどっちですか?

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