【竜操教室 塾長日記】なんか、省力化するとこがおかしくないですかね~?
以前にも書いたことがあるのですが、
非常勤講師をしていて、一番虚しくなるのが「採点業務」なんです。
あれだけ教えたのに、
ここは出るぞ!って言ったのに、
テストの問題を簡単にし過ぎたかな?って思ったのに、
そんな先生の気持ちなどなんも考えることなく、教え子たちはバンバン間違ってくれます。
え~・・・これ間違うか~?
授業中なにしとんねん!
ちゃんとテスト勉強せぇーよ!
ふざけんなよっ!
・・・とブツブツ怒りながら採点をするわけですが、結局は点が取れないのは自分の指導不足ですから、自分で自分を責めるしかないのですね。
でも、採点業務があるからこそ、自分の授業を見つめ直せるし、生徒ひとりひとりの理解度もわかるから、その後の自分の授業に活かすことができると思うのです。
だから、面倒だし虚しいけれど、採点は教務面では無くてはならない個別化対応のできる貴重な業務だと思います。
ところで、この前新聞で読んだんですが、学校の先生の業務負担を軽減させるために補助員の採用を増やしていくとのこと。
その補助業務の中に、宿題のチェックとか採点業務が入ってたんですけどね。
いくら負担軽減と言っても、そりゃあちょっとダメでしょう。
省力化するとこを間違っていると思います。
教務に直結するところを削るとしたら、先生の存在意義って何なんでしょう?
教務を削るとしても、それなら授業そのものを完全映像化して、先生はそのフォローに回ればいいじゃないですか?
一斉にできることはできるだけ標準化して省力化し、個別にやらないといけないところに集中的に労力をかけるべきです。
採点業務を他者に振って平気なら、先生なんてやらなきゃいいんですよ、ほんと。
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